目指す女性像


グローバルな世の中を

グローバル化が加速する時代の中で、本校では、日本そして世界が抱える様々な問題を自分たちの問題としてとらえ、その解決のために自ら行動に移すことのできる人材を育てます。
世の中がグローバル化していく中、残念ながら人の心は個別化しているのが現状です。この個の壁を崩していくために、「違い」を知り、体験し、考える場を提供することで、「違い」が生む豊かさを受け入れることを学んでいきます。本校では国内外を問わず、様々な立場の方をお招きし、活動についてのお話や考え方を伺います。「違い」を知る体験を重ねることで、多様化する世界の現実に目が開かれていきます。 カトリック・ミッションスクールである本校では、日々唱える祈りの中で、世界平和の希求と弱者への共感が頻繁にうたわれます。そこには、世界を常に身近にとらえる視点と、「自分さえ良ければいい」という個の壁にこだわる姿勢への戒めがあります。また、宗教の授業では、「自分とは違う隣人も、ともに神の愛する存在」であることを知り、「違い」が排除ではなく、共生に転じて価値を生じることを学びます。 行動や実践を伴わないグローバル教育はありません。2012 年より、春・夏の年2回ずつ実施している被災地ボランティア研修では、宮城県亘理町・山元町を中心に、復興のために尽力し懸命に生きる人々との交わりを続けています。2014 年には、被災地の商品を生徒自らが仕入れ、販売する活動を実現しました。これは、本校のグローバル教育の実りの一例です。

言語力を武器に

価値観の多様化・グローバル化が進む中、社会に貢献する人材となるには、確かな「言語力」の養成が急務です。多様化の中で他者と共有しにくいイメージを、ことばによって限定し、コミュニケーションしていく力。そして、広い視野をもって思考し、主体的に物事を捉え、自らの考えを的確に伝える力。これらの力を育成していきます。
1年次より毎週のLHR( ロングホームルーム)を利用して「聞く力」を養成。2・3年次からは、話すことへの抵抗をなくしていきます。話す技術を段階的に身につけさせ、「話す力」を自己表現の域にまで高めていくことを目ざします。

グループワークを授業に取り入れることで、生徒には主体的に問題解決に取り組む姿勢が生まれます。他者に自分の考えを論理的に説明することが求められ、また相手の考えを客観的に聞く姿勢が養われます。 1~3年の英会話の授業では、英語によるパフォーマンスを年2回実施。1 年次はプレゼンテーション、2年次はディベート、3年次はコマーシャル作成などを行います。英語によるパフォーマンスは、スキル面でもメンタル面でも、日本語よりさらにハードルが高いですが、学年を追うごとにレベルは着実に上がっていきます。

ボランティアの精神で生きていく

「ボランティア」とは、ラテン語の「ウォルンタス(voluntas)」に語源を持ち、そもそも「自由意志」を意味します。生徒一人ひとりが、自分の自由な意志により、自己の判断に従って、善いものを選び取ることができる人間に成長していくことを見据えています。
4年生は、夏休み期間に全員ボランティア体験を行います。5月 からワークショップなどで準備を始め、生徒自らボランティアの受け入れ先を探し、交渉し、決定していきます。活動後には、レポートやプレゼンテーションによる発表があります。この活動は、社会の一員として積極的な人間関係を築き、社会の中で自らの生き方・役割を考えさせ、将来の夢や職業への関心を高めることを目的としています。 環境問題への取り組みの一環として、ベルマークや書き損じハガキ、古切手の回収に取り組んでいます。生徒会が中心となって、全校生徒へ呼びかけを行い、ベルマークは車イスなどに、ハガキや古切手はお金に換えて、助けを必要とする人たちへ送っています。また「キャップの貯金箱」運動にも参加しており、学校や家庭内で出たペットボトルキャップを集めています。キャップはお金に換金され、アフリカの子供たちのためのワクチンへと交換される仕組みです。
2011年に発生した東日本大震災より、「私たちにできること」をスローガンに立ちあがったプロジェクトです。現地でのボランティア活動だけでなく、本校で被災地の商品を販売したり、校内外で募金活動を行ったりしています。また、復興支援のイベントにボランティアスタッフとして参加することもあります。2014年には、現地の農産物や商品を東京で直送販売する「出張販売プロジェクト」を実現しました。 夏休みに5泊6日でフィリピンのネグロス島と首都マニラを訪問。フィリピンで2番目に貧しいといわれる島で、現地にある姉妹校の寄宿舎にステイしながら、現地の学生たちと協力して、子どもたちのために催し物を開いたり、物資援助を行ったりします。現地では、水しか出ないシャワーや紙の流せないトイレなど、途上国の現状をそのまま体験。これは生徒にとって、「先進国が必ずしも世界ではない」ということを強烈に印象づけられる体験ともなります。これから世界に対して自分がどう貢献すべきかを考えさせ、真の意味での国際的な素養を身につけさせる画期的なプログラムです。
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